支援モデル2は、教育ネットワークとしての教育文化に着目し、地域の繋がりや文化のなかで継承されてきた知の蓄積・継承過程を解明し、新たな技術や文化創出の担い手としての人間に求められる技能や能力を、教育文化の醸成という観点から分析し、新たな学習支援モデルを構築することを目指しています。

事業内容

2019年度は、以下の3つの方向で探究します。

  1. 子どもの生活圏におけるコミュニケーションの変化に伴い、知情意、身体にどのような変化が生じているかを解明します。具体的には、①学習方略におけるダイアグラムの効用や記憶・想起の作用、身体技法(ヨガ、瞑想等)を通した意識や身体の変容の解明、②日本型教育モデルの検証をはじめ、学校におけるカリキュラムの改善や、日本的な信頼に根ざした学習支援の検討、③学校生活を通して刻まれていく記憶のもたらす人間形成的作用の解明を課題としています。
  2. 日常生活のなかで身につく実践知や身体知については、学校教育を念頭に置いた学習研究では、これまであまり論じられてきませんでした。こうした文化学習における暗黙知の働きに注目し、会得や熟達を手掛かりにした新たな学習論の可能性を探究します。
  3. AIやIoTなど新たな技術の進展とその社会実装によって生じる大きな変化によって、求められる知識や技能、リテラシー、学習方法や内容はどう変わるのかを検討します。