12月1日(土)に、本研究科「グローバル教育展開オフィス」の開設を記念して、『グローバル時代における「日本型」教育文化のあらたな可能性』をテーマにシンポジウムを開催しました。

 当日は、稲垣恭子研究科長の開会挨拶に続き、ジェルミー・ラプリー准教授がシンポジウムの概要説明を行いました。その後、オックスフォード大学ロジャー・グッドマン教授、ジョージア大学(アメリカ)ジョセフ・トービン教授、ニューイングランド大学(オーストラリア)高山敬太准教授による基調講演が行われました。続いて行われたパネルディスカッションでは、ラプリー准教授をディスカッサントに、基調講演者がパネリストとして登壇し、参加者からの質問をもとに議論を深めました。最後に、鈴木晶子教授によるシンポジウムの総括および挨拶とともに、閉幕しました。

 本シンポジウムは、今年度からグローバル教育展開オフィスが中心となり推し進めている『「日本型」教育文化・知の継承』プロジェクトの骨子を明らかにし、日本の教育に関する研究の進め方を考える機会となりました。参加者からは、「なんとなくの感覚で理解していたことに説明がついた。」、「さまざまな面からの日本の教育についての分析が興味深かった。」「京都大学のグローバル教育展開オフィスについて初めて知りましたが、とても面白い取り組みだと思います。陰ながら応援させていただきます。」など、感想や期待が寄せられました。

 なお、シンポジウムの基調講演およびパネルディスカッションの内容は、京都大学オープン・コースウェア(https://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja)として、後日公開する予定です。